大切なハンコをどこで購入しようかと思ったことはありませんか?
実店舗ご来店で印鑑のご注文に限り
「はんくんのサイト見たよ!」で5%割引いたします。
【期間】4月12日(月)〜24日(土)まで
※外出していると申し訳ないのでご来店の際はお電話いただければ幸いです。<(_ _)>
金沢市大額2丁目224−2(エイムさんのそば)
TEL(076)298-0047
【営業時間】 午前9時〜午後6時 (休業日 日・祝)
【実店舗のご案内】

はじめまして、ボクはこのサイトのマスコット「はんくん」です。 よろしくね!
ハンコはみんな同じに思うかもしれないけど、
印材・用途・字体など大切な事が沢山あるよ。
よかったらボクが案内させてもらうから、一緒に見てみようね!
このページのもくじ
実印・銀行印・認印によって書体を使いわけましょう。
印面調整ってご存じですか?
やはり良いハンコは1級印章彫刻士です!
「はじめまして、金沢市ではんこ屋を営んでいる塩屋といいます。」
いきなりですが、あなたは大切な実印や銀行印が必要になったらどこで購入しますか?
「実印はどこで購入しても同じだよ。」と思われているかもしれませんが、印章店によって全く異なります。
印鑑を扱っている業者は、何も私どものような印章店だけではありません。
文房具屋さん、本屋さん、カギ屋さんやホームセンターさんなど、あなたのお住まいのお近くにあるでしょうし、わざわざお店に出向かなくてもネットで簡単に購入できますよね。
「ただ、どうでしょう・・・?」 出来合いのハンコをお求めならどこでもいいのかもしれませんが、最初に言いましたように 「大切な実印、銀行印または会社(法人)の印鑑など、ご自身にとって気合の入った印鑑といった場合、どこで購入したら良いか考えさせられる事はないですか?」
1円でもやすいものをお買いもとになるならどこでもいいかもしれませんが、きちんとしたハンコを考えるのなら、ちょっと慎重になったほうがいいですね。
このご時世、なんでも「早い!安い!」を求める傾向がありますが、特にあなたと人生を共にする実印はそれでもいいのでしょうか・・・?
困った顏右グラ01.jpg)
せっかく注文したハンコなのにこれじゃ残念だよね。。。。
街角を注意して見てみると「時間制限」を謳って販売している業者やネットでは「実印、当日発送!」など、「ただの物」として販売している業者が沢山ありますが、このほとんどが無資格者なのです。
「えっ!はんこ屋ならみんなハンコが彫れるんでしょ。」と思われがちですが、「いえ、いえ、とんでもございません〜。 彫れない人が圧倒的に多いんですよ!」(これは本当です)
「ハンコ屋は誰にでもできる商売なんですよ。 資格なんて必要ありません。」 「実際、全国チェーンを展開しているお店も沢山ありますよね。」
このご時世なんでもPCでできてしまいますが、御多分に洩れず印鑑もそれに含まれます。
データをオペレーターが流れ作業で作るので、せっかくのオーダーメイドの印鑑も市販のハンコと同じ工程、つまり、同じものなんですよ。
冒頭で一般の方は「実印はどこで購入しても同じだよ。」とありましたが、ある意味、正解ですね。(笑)
「それじゃ、いったいどこで実印を買えばいいの?」と、なりますよね。
「あなたが書いた文字はこの世に一つしかないように、せっかく注文したハンコならやはりオンリーワンの実印したいですよね。」
価値観は人それぞれですので、何よりもお値段を優先されるのなら、「激安・激早」の業者さんでいいと思いますが、「大切な印鑑なので、どうしても自分だけの実印にしたい!」と思われる方は「国家認定の1級印章彫刻技能士」が彫刻
する印章店をお薦めします。
一般的に実印や銀行印に用いる書体は、お札に印刷してあるハンコの字体(篆書体:てんしょたい)を用いますが、無資格者の方が「開運印鑑」「吉相印鑑」を謳って作るのは殆どがゴシック体です。
「@のような見本を見たことがありませんか?」 4文字が同じ太さで構成されているのがお解りいただけると思います。
彫刻文字は令和花子さんで説明させていただきますね。
@ゴシック体がベースの開運書体 | A篆書体をベースにした新篆書体 |
---|---|
![]() |
![]() |
●全体的に太すぎるので、暗い感がします。 |
●線質に強弱がありので明るく見えませんか? |
.jpg)
時間制限で出来てしまうハンコは大量生産されているものと同じなんだね・・・
そう考えると特に一生使う実印は、やっぱり1級技能士のハンコ屋さんに彫ってもらったほうが安心だよね!
実印・銀行印・認印によって書体を使いわけましょう。
.jpg)
ハンコには実印や銀行印そして認印など色々あるよね。
用途によって字の形を変えると使い分けできて便利だよ!
それじゃ、いっしょに見ていこうね〜
ハンコに用いる書体は色々ありますが、実印や銀行印は第三者に、あえて読み難く、認印は読みやすく と いったように用途によって使い分けされたらいいと思いますよ。
3本セットや2本セットといっても何も書体を統一する決まりはありません。
例えば、実印はフルネームで篆書体、銀行印は名(ファースト・ネーム)でヨコ形の篆書体、認印は姓でタテ形の古印体といったように、あなたの好みでいいと思います。
特に開運書体など統一される業者も多いですが、あれはそうする方が仕事が楽だからです。
極端な例えになりますが、3人で食堂へ行き全部同じメニューを頼むのと、それぞれが異なったものを注文した場合と同じようなものです。(笑)
それでは、ここでは私の好きな戦国武将 真田幸村さんからご注文を承ったと仮定して説明させていただきますね。
実印 |
銀行印 |
認印 |
---|---|---|
お札 印刷してある 【総裁之印】 の篆書体(てんしょたい)を一般的には用います。上記はフルネームで真田幸村となります。 |
実印と同じで一般的には篆書体を用います。ちなみにヨコ形の場合、向かって右から真田となります。 |
比較的読みやすい書体が用いられます。線の交差する部分に墨だまりが特徴の古印体(こいんたい)という書体になります。 |
実印の書体見本を篆書体にあげましたが、【真】 は旧漢字 【眞】 が存在しますので、もし、眞田幸村さんでしたら下記の通り2がそれになります。また、それをアレンジしたものが4になります。
このように同じ篆書を用いても使用する文字のスタイルや5のように、ワクを太くして文字を細くすることによって目に映る印象はずいぶん変わります。参考になれば幸いです。
.jpg)
彫刻する文字が同じでも書体によってハンコの雰囲気が変わるよね。
あっ、それと漢字には常用漢字と旧漢字があるから戸籍謄本の文字で彫った方がいいよ!
それにしても真田幸村ってかっこいいよね!
印面調整ってご存じですか?
.jpg)
印材問屋さんから仕入たままのハンコの彫刻面は殆どが歪んでるんだ。
無資格者の人が作る印鑑はこの大切な作業を省いてる事もあるんだよ。 安くて速いまでは良かったけど、綺麗に捺印できないんじゃ残念だよね・・・
はんこを注文される際に気に入った印材を手に取ってご覧になった事はあると思います。
一見、表面は平らになっているとお思いでしょうが、店頭に陳列してある印材は全部歪んでいます。(水平均等の平ではありません)
はんこの文字を表面に彫刻する場合に専門用語で印面調整(いんめんちょうせい)を必ず行います。
建物に例えると基礎工事みたいなものです。これがないと建てたとしても壊れてしましますよね・・・(涙)
印鑑も同じです。 平にしないで彫刻したハンコの押し型をちょっと想像してみて下さいね。
下記の図のようになるのは間違いないです。
実は印面調整こそ重要な作業なのに残念ながらこれもロボットで「ザ〜」と削っていまう業者が多いのです。
はんこの彫り直しでも書かせていただきましたが、特に象牙、牛角(オランダ水牛)黒水牛などは丈夫ですが繊維質があるためデリケートな印材でもあります。
無資格者が早く安価にできるのは人の手が入らないためです。(技術がないので無理です。)
お客様から 「このハンコ綺麗に捺せないのですが・・・」 と よく聞きます。 おそらく、表面が上記図のようになっているのでしょう。 残念ですね・・・
印面調整は大切なハンコの基礎となる部分なのです。
【印面調整の手順】
表面の歪み具合も印材によって色々ですが、私の経験では手で彫れるものでは牛角(オランダ水牛)が一番解りやすいと思います。
この印材については殆どが凹んでいますので下記通り写真でご覧になって下さいね。
ここの手順も 「はんこの彫り直し」 同様サンドペーパーを使用していますが、表面のヘコミを解りやすくするため表面だけをご注目下さい。
写真は何もしていない印材を篆刻台にはさみ撮影しました。この段階では解りづらいと思いますので次はサンドペーパーで擦った後の写真をご覧くださいね。
意外に思われるかもしれませんが、この状態でそのままロボットで「ザ〜」と彫ってしまう業者もあるようですよ。
激安・激早の裏にはお金と時間のコストを削減しなくてはいけないので、印鑑彫刻以前の段階で作業を短縮しているわけです。
サンドペーパーで少し擦ってみました。
擦れた部分は白くなりましたが、中心に近い箇所は上記写真とかわらないですよね。
つまり、この部分が凹んでいる事になります。
仮にこのままの状態で彫刻したとしたらどうなるかお解りですよね。
牛角印材を例にしたのはこれをご覧いただきたかったからです。
さらに円を描くように水平均等にサンドペーパーで擦ります。
上記写真と比べて白い箇所が増えているのがお解りですか?
平に近づいているのですが、まだ中心部分が凹んでいますね。
そういうわけで水平均等を心がけさらに擦ります。
ここまでやるのに腕がだるくなりました。(笑)
どうですか? 均一に白く擦れているのがお解りいただけますでしょうか?
これで殆ど平らになりましたが、なんとなく中心部分があやしいですね。
実はこれが「芯」といって、牛角、黒水牛などの角、象の牙に存在します。
「芯持ち印材」とは良材です。全く問題ありません。
その証拠に、さらにこすったものが次の写真です。
どうですか? 「芯」部分は前の写真と変わりないですね。
この先ず〜と擦っても中心部分は変わりません。
単に短くなっていくだけです。(笑)
例えれば鉛筆の芯のように垂直に印材と一体化しています。
これで印面調整が完成した事になります。
ここまでご覧いただいてありがとうございました。
上記に説明させていただいたのが専門用語になりますが、印面調整(いんめんちょうせい)といいます。
1級技能士の資格をもっていても容易い作業ではありません。
特に牛角は時間を要します。 ハンコを彫る前の重要な作業工程です。
.jpg)
印材がこんなに凹んでるだなんて、ちょっと驚きだよね・・・
それを平らにするまでけっこう時間がかかるんだね。
でも、ず〜と使う大切なハンコだから、きちんとしたものが欲しいよね!
やはり良いハンコは1級印章彫刻士です!
.jpg)
1級印章彫刻技能士の方は別として、無資格者が作務衣を着て自称「印鑑彫刻士」や「はんこ彫刻師」を謳い開運印鑑を販売する業者が多いので注意したほうがいいよ!
一般の方はどこでハンコを買っても皆同じと思われていますが、私達の業界では、「手で彫れる技術を習得した1級印章彫刻技能士」 と いう資格があります。
時間制限や激安の業者ではロボットでの大量生産での一切人の手が入らないハンコのため、せっかく注文しても残念な印鑑になってしまします。
そういうわけで、ご注文の際は当店に関わらず1級技能士が彫る店をお薦めいたします。
.jpg)
ねぇ、どうだった? ボクの案内でハンコで困っていた事、少しは解消できたかな?
最後までいっしょに見てくれてありがとう!